冬から春の身体の変化にお手当て。

寒い寒い冬からゆっくりと目覚めるように、日差しが暖かくなってきました。
心はすっかり春で、街を歩いているとついついカフェの「桜ラテ」などに惹かれてしまいます。
いつもこの時期は体調が微妙で、いつも眠い・・・。
車を運転していて、眠気に耐えられず、スーパーなどの駐車場に停めて仮眠したら1時間も眠ってしまったことも・・・。
先日、「望診」のワークショップに参加してきました。
望診とは
望診(ぼうしん)は、東洋医学の診察法の一つで、患者の外見を観察することで健康状態を判断する方法です。「四診(ししん)」と呼ばれる診察法の中の一つで、他には「聞診(ぶんしん)」「問診(もんしん)」「切診(せっしん)」があります。
望診では、顔色、肌の状態、目の輝き、舌の色や形、体型、動作などを総合的に観察し、身体の不調やバランスの乱れを読み取ります。例えば、顔色が青白いと「気血(きけつ)」の巡りが悪いと判断されることがあり、唇が紫がかっていると血流の滞り(瘀血)が疑われます。また、舌を観察する「舌診(ぜっしん)」は特に重要で、舌の色や苔の状態から内臓の働きを推測できます。
望診は、病気の兆候を早期に発見し、未病(病気になる前の状態)の段階で対策を講じるのに役立ちます。専門的な知識がなくても、普段から自分や家族の顔色や舌の状態を観察することで、健康管理に活かすことができます。

平たく言うと、望診とは、身体に出ているシミやホクロ、肌質など色々な特徴を身体からのメッセージとして読み取り、臓器との関わりや身体の状態を診断する方法です。
寒くて手足が冷える、食べ過ぎて胃腸の調子が気になるなど、病院に行くほどではないけど気になる不調の時にお手当てのドリンクを学んで来ました!
梅醤番茶
陽性の飲み物。陰性の人が美味しく感じます。
血液の浄化をし、体調を整えてくれます。疲労回復、貧血、胃腸強化、冷え、食欲不振、腹痛、陰性(水っぽい)の下痢、陰性(湿っぽい)の咳や鼻水、風邪の引き始めなどに良いようです。

【材料】
◆梅干し・・・中1個(塩分18%以上)
◆醤油・・・小さじ1/6~1/3
◆三年番茶・・・150cc~200cc
(40分煮出したもの)
◆ひね生姜おろし汁・・・小さじ1/6~1/3
1.梅干し(はちみつ漬けや減塩でないもの)と醤油と生姜おろし汁をすり鉢で擂(す)り、湯飲みへ移す。
※新生姜は皮が薄すぎるので、土生姜を使うこと。
2.熱い三年番茶を注ぐ。

朝一番の空腹時に飲むのがおススメ!
三年番茶とは
三年かけて伸ばした枝ごと切って蒸した後、熟成させてから天日干ししたもの。
タンニン、カフェインが少ない。

【煮出し方】
土瓶に水4カップ、三年番茶大さじ2を入れ、中火にかける。
沸騰したら弱火にし、蓋を開けたまま40分煮出す。
茶葉を漉して、保温容器などで保存する。

土瓶が無い場合はホーローでも可。
成分が変わってしまうので、金属製は基本避けましょう。
第一大根湯
陰性。陽性の人が好む。
熱が38度以上の解熱に使う民間療法。汗をかいて熱が下がる。
老廃物の蓄積やリンパの詰まりを解消し、血液を浄化する働きがある。

【材料】
◆大根おろし・・・大さじ3
(辛みのある下の部分)
◆ひね生姜おろし・・・小さじ1~2
◆醤油・・・大さじ1
◆三年番茶・・・2カップ
1.どんぶりなどに大根おろし、生姜おろし、醤油を入れ、熱々の三年番茶を注ぐ。
2.熱いところを一気に飲んで、お布団に入り40分位で全身から汗をかき、熱が下がる。
花粉症の対処療法にも。
飲み始めの一週間は出来るだけ空腹時に1日一回飲む。
その後は様子を見ながら量を減らす。

その他の症状:
耳鳴り、肩凝り、カサカサ湿疹、アトピー→半量くらい飲む
イライラ、体臭、肥満、胆石、腎結石、乳癌・子宮癌・前立線癌・直腸癌などのリンパ系の癌などに効果が期待できる。

私は現在体質が陰性なようで、第一大根湯は全然合いませんでした・・・。
逆に梅醬番茶はゴクゴクいけます!
何を好むかも体質のバロメーターになるので、身体が欲するものを作ってみてくださいね。